最新の統計によると、中國の鉄道路線の総延長は67000キロを超え、アジアで1位を占めている。
中國の鉄道の歴史は、1881年のラバが引く車両を用いた唐胥鉄道に始まる。以後間もなく、舊中國が初めて自國で製造した機関車「竜號」がラバに代わった。これ以後、この9.2キロメートルの単線鉄道が中國鉄道建設の先駆となった。しかし1949年に至るまでの68年間、中國が敷設した線路は21810キロメートルにすぎず、しかもそのうちの9割は外國資本の管理下に置かれていた。
新中國の誕生と共に、鉄道建設は急速に発展した。1950年から1978年までで全國に新しく敷設された路線距離は21549キロメートル。改革開放政策の実施から第9次五ヵ年計畫の半ばまでで、路線総延長は65970キロメートルに達し、インドを抜いてアジア1位になった。現在、西蔵(チベット)を除いた全國で、本?支線を結ぶ縦橫の鉄道網が形成され、北京=広州線より西は鉄道がなかった新中國誕生初期の狀況が一変した。
この半世紀の間に中國が行ってきた鉄道の複線化と電気化は注目に値する。新中國誕生初期には、複線化された路線距離は866キロメートルにすぎなかったが、今では19000キロメートルを超えた。鉄道の電気化はゼロからのスタートであったが、今では電気化路線が12000キロメートルを超え、世界8位となっている。
「人民日報海外版」2000年12月7日2面
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