中國鉄道部の関係者によると、第10次5カ年計畫期に中國の鉄道はさらに対外的技術交流と協力を拡大し、國外の先進的技術とノウハウを導入することになっている。鉄道建設の投資は3500億元に達する。內訳は、インフラ施設の整備に2700億元、車両の購入と更新に約800億元である。このうち約12億ドルの外資を誘致する。
鉄道部は外資の誘致利用の早かった部門の一つとして、1979年から2000年までの20年間に、外國政府と外國財団から57.4億ドルの融資を受け入れた。これらの融資は鉄道建設用の資材購入、設備輸送、施工に使用され、中國鉄道の電化、通信信號の安全および機械技術などの面の発展を促した。外國の投資を直接利用する面では、中國は外國投資者と大型合弁企業5社を設立し、生産された一流の製品は中國鉄道輸送に大幅に応用されている。
第10次5カ年計畫期に、さらに外資を利用するルートを切り開き、在來の世界銀行、アジア銀行の融資を確保するとともに、積極的に外國政府の融資および外國投資者の直接投資を誘致し、投資の重點を鉄道輸送およびインフラ施設の建設におく。それと同時に先進諸國の鉄道輸送面の先進的技術と設備、先進的管理法と科學技術人材を積極的に誘致することにしている。第10次5カ年計畫期が終了したあかつきには、中國の鉄道の主要な技術設備は20世紀末の國際レベルに近づき、2015年に、重要な技術分野では當時の國際先進レベルに近づくかあるいは達することになる。
來年6月に北京で開かれる第5回中國國際現代化鉄道設備展覧會は國內外の著名な鉄道設備製造メーカーを招き、世界各國の有軌鉄道のスピードアップ、運行安全の保障、高速列車の開通、S道情報化および鉄道建設分野の最新技術と設備を集中的に展示することになる。展覧會は外國投資者に中國の鉄道の現狀、発展のニーズ、投資環境を知ってもらい、協力のパートナーをさがし求めるためによいチャンスを提供し、対外交流と協力の展開のよい媒介になるとみられている。
「チャイナネット」2001年8月20日
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