中國電力公司によると、「西電東送」(西部の電気を東部に送る)プロジェクトをおしすすめるにあたって、南、中央、北の三つの送電ルートを建設することになっている。
南ルートは雲南省?貴州省?広西チワン族自治區の境界地帯にある天生橋水力発電所から広東省に1000萬KWの電力を送るものである。現在、同ルートのなかの三本の送電線がすでに広東省の送電ネットワークとリンクし、また1本の線路は架設中。そのほか、貴州省から広東省に至るおよび雲南省から天生橋に至るなどの送電線を架設することになっている。こうすれば、雲南省、貴州省、広西チワン族自治區から広東に至るまでに6本の500キロボルト送電線が架設され、送電容量がかなり大きな南送電ルートが形成される。
中央ルートは四川省の重慶送電ネットワークと華中送電ネットワークを接続させ、長江三峽から華東に至る送電線路を架設するものである。このルートは長江三峽、渓洛渡などの大型発電所の電力を東部に送る必要に応じて建設されるものである。
北部ルートは華北送電ネットワークのなかの內蒙古自治區、山西省から北京?天津?唐沽地區に至る送電ネットワークを整備し、內蒙古自治區の豊鎮から北京の順義、內蒙古自治區のトクトから北京、山西省の神頭から天津に至るなどの送電線を新規架設するものである。
「チャイナネット」 2002年4月17日
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