中國初の有人宇宙船「神舟5號」に搭乗した楊利偉?宇宙飛行士は、地球7周目に入った15日午後6時37分、中國國旗と國連旗を手にカメラに向かい、中國語と英語で「宇宙の平和利用で、全人類に幸福を」と話しかけた。
有人宇宙飛行プロジェクトの関係責任者は「神舟5號に國連旗を載せたのは、中國政府が國連との協力を重視し、國連の趣旨と原則を支持していることを示すとともに、宇宙の平和的利用を行い、全人類に幸福をもたらす中國政府の決意を表している」と述べた。
楊飛行士が手にした國連旗は、長さ15センチ、幅10センチ、重さ約10グラムのナイロン製。國連ウィーン本部(UNOV)の代表者は9月4日に行われたセレモニーで、國連事務局のアナン事務総長に代わって、この國連旗を在ウィーン中國代表団の張炎大使に渡した。
神舟5號には、長さ180センチ、幅120センチ、重さ約330グラムの國連旗も積み込まれた。2枚の國連旗は宇宙船の帰還後、國連に渡される。
「人民網日本語版」2003年10月17日