衛生部は4日、鳥インフルエンザ対策に関する全國規模のテレビ會議を開催し、人への感染阻止に向けた対策について協議した。會議では次のような要求が出された。
1.鳥インフルエンザ対策の指導と調整を速やかに進め、農業部や検疫當局などの部門と関連情報を交換し、共同で作業を進める。各地は監視作業をさらに強化し、當面の作業の重點を、発生地域で鳥と接觸した人々の隔離に置く。また家きん類の間での感染が認められた地域では、鳥と接觸した人々の抗體検査を実施すると同時に、重癥のインフルエンザ病例や入院した肺炎患者などについて、ウイルス検出作業を速やかに進める。
2.各級?各種作業擔當者の研修作業を強化し、人への感染が確認されたケースに備える。同時に、研修では監視、検査、実験室でのウイルス検出作業などに重點を置き、病理學擔當者を待機させる。
3.食品の安全衛生に対する監督を強化し、発生地域で飼育された家きん類の生産や販売を厳しく規制し、加工?販売の範囲や場所を限定する。同時に、健康に関する教育を進め、人々の予防意識や能力を向上すると同時に、適切な衛生習慣を推奨し、鳥インフルエンザの予防強化や知識増強に努める。
また會議では各級衛生部門に対し、感染情況に注目し、発生が確認された場合は速やかに上層機関に報告することが求められた。疑い例と確認例の報告はインターネットを通じて行なわれ、衛生部が直ちに鳥インフルエンザの発生情況を公表する體制が取られている。
「人民網日本語版」2004年2月5日