朝鮮半島の核問題を話し合う第3回6カ國協(xié)議が開かれるのを前に、同協(xié)議中國代表団の団長を務(wù)める外交部の王毅副部長は22日、北京で中國側(cè)記者の共同インタビューに応じた。記者との一問一答は次の通り。
――6カ國協(xié)議はなぜ見通しが立ちにくいのか。
まず「氷三尺 一日の寒にあらず(三尺もの厚い氷は一日の寒さでできたものではない=対立には長い過程がある)」と言う。関係國の間には長期にわたる対立と敵意によって深刻な相互不信任が存在するのだ。次に、朝鮮半島の核問題そのものが複雑に錯(cuò)綜しているだけでなく、この問題は孤立した存在ではないということだ。関係國の関係正常化と朝鮮半島の平和システム建設(shè)などの問題も入り交じり、また関係國の國內(nèi)政治の要素とも無縁ではない。
6カ國協(xié)議は実質(zhì)的問題の討論をすでに始めており、難しい段階に入っている。いくつもの困難と曲折がさらに繰り返されてしまうが、これもみな核問題解決の全プロセスにおいて現(xiàn)れる必然的現(xiàn)象なのだ。重要なのは対話を維持する姿勢であり、協(xié)議プロセスをつなぎとめ、一歩ずつ既定の目標(biāo)に向って邁進(jìn)することだ。
「人民網(wǎng)日本語版」2004年6月23日