外交部の孔泉報道官は6日に開かれた記者會見で、スマトラ沖地震や津波の被災國に対する中國の支援狀況について説明した。
孔報道官によると、中國による地震?津波被災地への援助提供は次の2つの部分に分けられる。
(1)中國政府による援助:中國政府はスマトラ沖地震発生の翌日、2163萬元相當の緊急援助を発表した。昨年12月31日午後には、溫家寶総理が5億元相當の追加援助の決定を発表した。援助物資の第1便はすでに被災地に運ばれ、第2便の追加援助分も次々に輸送されている。
(2)民間からの義援金:中國の社會各界の人々も、隣國で発生した巨大災害に深い同情を示している。6日午後現在、中國赤十字に寄せられた義援金(意思表示含む)は、4500萬元に達した。うち548萬元(物資含む)はすでにインドネシア、スリランカ、タイ、ビルマ、インド、モルジブ、マレーシアに送られた。殘りの資金も、被災國の必要性に合わせて早期に提供される見通し。一方、中國慈善総會に寄せられた義援金は3009萬元に達し、一部はすでに被災地に送られている。
これら2部分の援助に加え、醫療チームによる支援活動も行われている。第1陣として、上海の醫療衛生部門は昨年12月30日、タイのプーケットに専門家15人を派遣した。12月31日には広東省から第2陣の12人がプーケットに、年明けの2日には北京から14人がスリランカに派遣された。中國政府は部門間の緊急合同會議をすでに數回開いており、醫療チーム計164人の派遣を決定。すでに派遣された41人に加え、123人が出発命令を待っており、被災國の求めに応じて隨時出國できるよう準備を整えている。
「人民網日本語版」2005年1月7日