中國全國政治協商會議の賈慶林議長は23日、ボアオアジアフォーラムに出席している臺灣両岸共同市場基金の蕭萬長理事長と會見し、「現在、臺灣海峽の緊迫した情勢はいくらか緩和された兆しを呈している」と述べ、両岸の対話と交渉の再開を阻止しないよう臺灣當局に呼びかけた。
賈慶林議長はその際、「大陸方面はずっと一つの中國という原則の下で両岸の対話と交渉を再開するため努力している。臺灣のいかなる人、いかなる政黨にもかかわらず、一つの中國に向けて行動を進めば歓迎される。過去どのような発言、どのような行動をしたとしても、一つの中國を認めるなら、大陸側は両岸関係の発展及び平和統一の問題について話し合いたい」としている。
両岸の経済貿易関係に觸れた際、賈慶林議長は「臺灣経済の発展は両岸経済関係の発展と切っても切れないものである。両岸経済の交流と協力を発展させるには平和かつ安定した両岸関係が必要である」と指摘した。
それに対して、蕭萬長理事長は、「両岸は経済貿易面で引き続き協力を強化すると共に、政治面で絶えず交流と対話を交わすことによって、相互理解が深められ、政治面での難局打開に道が切り開かれるだろう」と話している。
CRIより 2005年4月25日