北京大學新聞中心は6日、世界保健機構(WHO)の中國初の研究所、北京大學感染癥研究センターが発足した、と発表した。同センターは、中國初の感染癥研究を行う研究所でもある。京華時報が伝えた。
米コロンビア大教授で、西ナイルウイルスの発見者でもあるイアン?リプキン氏を、名譽主任ならびに客員教授として招聘する。
同センターは、鳥インフルエンザ、SARS、後天性免疫不全癥候群(AIDS)や肝炎など、現存する伝染病と新種の伝染病の研究を主に行うという。特に、新種の病原體の識別、新しい伝染病の診斷、ウイルス分析、ワクチンの研究開発、新たな治療法と病理のメカニズムなどの研究を進めることに重點を置く。この分野での中國の研究の不足を取り戻すことが期待されている。
「人民網日本語版」 2006年3月7日