中國水利部の汪恕誠部長は3月5日、全人代の代表たちの「政府活動報告」に対する審議を傍聴した際、「中國の各地域はもっとも重要な資源の利用量に対し、上限を付けるべきだ」と語った。
汪部長は、資源の開発に上限をつけることは消極的な措置ではないとした上、資源管理制度の変革を通じて、エネルギーの利用効率と収益力の向上、環境負荷能力の強化、省エネと環境にやさしい社會の構築、自律型発展パターンの確立などを図り、経済と社會の持続的な発展を保障するための措置であると語った。
汪部長はまた、現在、すでに開発されている水力発電資源は、開発可能の資源の20%を占めるものとなっているが、上限を60%にし、つまり約3億5000萬キロワットにした方が適切だと考えられており、利用可能の資源を全部開発するなら、生態面にゆゆしい問題をもたらすことになろうと語った。
「チャイナネット」2006年3月8日
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