國務院の曽培炎副総理はこのほど、新疆ウイグル自治區を視察し、塔里木(タリム)盆地の石油?天然ガス資源の調査、開発に関する座談會に出席した。
曽副総理は「新疆は天然資源が豊富で、石油?天然ガスは開発の潛在力が大きい。今後5~10年をかけて、新疆を國內最大の石油?天然ガス生産拠點とし、西部地方の重要な石油化學工業拠點とするため、努力しなければならない」と指摘。次の5點を指示した。
(1)新疆の石油?天然ガス資源調査の強化:新疆の資源調査はまだ初期の段階にあり、塔里木、準ガ爾(ジュンガル)、吐哈(トルファン?ハミ)の三大盆地で調査を強化するとともに、大型油田や大型ガス田の発見に向けて努力しなければならない。
(2)石油?天然ガス調査をめぐる技術革新の推進:新疆は地質が複雑で、資源の調査?開発が非常に難しい。中國石油集団と中國石化集団の2社は、科學研究への取り組みを強化するとともに、資源調査の理論?技術の進歩を図る必要がある。
(3)総合的なプランニングの強化:石油?天然ガス資源の調査?開発、エネルギー輸送、石油?天然ガスの加工などについて、統一的な計畫を立てる必要がある。
(4)石油?石油化學関連の體制改革の深化
(5)企業の調査?開発を支える良好な環境づくり:國務院の関係各部門は総合的な調整を強化し、政策的支援を強化する必要がある。新疆の各レベル政府が調整サービスを提供し、企業の石油?天然ガスの調査や開発をサポートする必要がある。
「人民網日本語版」2005年6月21日