攜帯電話ユーザーは2012年から、各大型ブランドの攜帯電話を1タイプの充電器で充電できるようになる。世界モバイル通信連盟協會(GSMA)は18日、ノキア?モトローラ?サムスンを含む17メーカーが今後、攜帯電話充電器の研究を進めていくことを明らかにした。2012年以降に発売される新型のうちほとんどは各メーカー通用の充電器が利用できるようになる。「北京商報」が伝えた。
攜帯電話の充電器は現在、攜帯電話とセットで販売されている。メーカーごとにプラグが違い、機種ごとによって異なることもあるため、攜帯電話を買い換えればほとんどの充電器は電子ゴミとなってしまう。電線などの素材が無駄なだけではなく、環境保護の観點からも良くない。
ボーダフォン(英國)やテレフォニカ(スペイン)などの海外通信キャリアで作るオープンモバイル端末プラットホーム(OMTP)は07年9月には早くも、Micro-USBを攜帯電話の差込口の基準とすることを決定していた。前出の17メーカーが開発していくのも、この差込口に合った充電器だ。
Micro-USBは國際メーカーの多くが利用しているが、中國市場では依然として普及していない。07年6月には情報産業部(當時)が充電器規格の強制普及を打ち出し、差込口にはmini-USBが利用された。工業情報化部の傘下の泰爾認証センターはすでに攜帯電話メーカーに向けて認証を給付している。國內市場で新たに発売された攜帯電話はほぼ全て、同じ差込口の充電器で充電することができる。
「人民網日本語版」2009年2月19日