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米國化しつつある中國人の消費スタイル |
発信時間: 2009-07-10 | チャイナネット |
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米日刊紙「ウォールストリート?ジャーナル」はこのほど、中國人の消費行為が米國スタイルに変化してきているという文章を掲載した。「國際金融報」が伝えた。 米國の消費者は、政府が消費を鼓舞しているにも関わらず、依然として衣食を切り詰め、國內貯蓄率が上昇を続けている。一方、あるデータによれば、中國の消費者はためらうことなくクレジットカードで當座貸越し、個人の負債を積み上げている。こういった狀況はある程度納得できる。なぜなら、経済が下落、不動産危機、毎月大量の失業者が出ている米國では、消費者は不安の中にあるといっていい。このため、貯蓄に勵んでいる米國國民は今後も消費ではなく継続的に貯蓄に走るだろう。一方、中國でも経済の鈍化が消費に打撃を與えているものの、中國経済自體はやや弾力性を見せている。しかも政府は、大規模なインフラ建設などの支出計畫や、その他の経済刺激策を打ち出し、経済安定の確保に努めている。このため、中國人の消費スタイルは米國化しているのに対し、米國人はその逆の行動をとっているのが見て取れる。 しかし米國と中國の新たな消費概念はいずれも過剰なリスクに直面している。米國人がこのまま過度な貯蓄を続ければ、本國経済に有力な支援を提供できないし、中國人もこのまま貯蓄を見直さなければ、過度な當座貸越により、個人の負債がふくらみ、消費者自身、銀行ないし経済全體にまで負擔をかける可能性がある。 バランスの取れた均衡點を見つけるのは案外難しい。経済の混亂、金融システムの転換を背景に、今再びバランス調整が進められている。 過去のデータから見ると、米國の貯蓄率は従來の平均水準に向かって回復を始めている。一方中國では、中産階級の拡大に伴い、新たな消費概念が生まれた。それは単に経済成長に伴う正常な反応ともいえるし、輸入商品を入手する手段が増えたことで中國人の消費意欲を駆り立てているだけともいえる。 貯蓄と消費という理念の天秤上で、米國と中國はいずれも極端に走るリスクに直面している。肝心なのは、消費行為を比較的長いスパンでいかに発展させるかということだ。つまり、こういった傾向をどこまで発展させるのが正常なのか、このままいけばこの數年で世界経済にもっと大きなマイナス影響をもたらすのではないかということだ。 ?人民網日本語版?2009年7月9日 |
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