中央政府は28日、人民元國債60億元の香港での発行を開始した。中央政府が大陸部以外で人民元國債を発行するのはこれが初めてとなる。
今回発行された國債は、個人投資家と機関投資家の両者に向けられている。9月28日から10月20日までが入札期間とされ、10月22日に入札結果が発表される。発行日は10月27日となり、半年ごとに利子が配當される。國債の償還期間は2年?3年?5年とされる。5年ものは機関投資家だけに発行される。個人向けの部分は少なくとも20億元とされている。國債の額面金利は、2年ものが2.25%、3年ものが2.7%、5年ものが3.3%とされる。今回の國債は、証券取引所で上場される予定はない。
財政部の李勇?副部長は香港での発行式典で、「國家経済の飛躍は、大陸部と香港とが共同で繁栄?発展する堅固な土臺となっている。大陸部と香港とは血のつながった運命共同體だ。中央政府は、香港の経済?社會の繁栄と発展に大きな関心を払っている。中華人民共和國建國60年と香港返還12年を迎えるにあたって、中央政府は、60億元の人民元國債を香港で発行することを決定した。このことは、「香港と肩を並べ、互いに促進し、共同発展しよう」という大陸部の決意と自信を示している。
「人民網日本語版」2009年9月29日 |