ホーム>>経済>>視點 |
中國學者、西側の「中國モデル」論に反論 |
発信時間: 2009-11-20 | チャイナネット |
|
19日に北京で開催された中國とEUの戦略的パートナーシップに関するシンポジウムで、中國側の學者は「中國の発展路線を論評する際に國際社會が使う『中國モデル』論は事実と合わない」と表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 中國共産黨中央黨校の李君如?元副校長は「中國の各面の體制はまだ完全に定型化しておらず、模索の過程にある。『モデル』という表現(xiàn)はそれが定型である疑いを持たせる。これは事実と合わないし、とても危険でもある。わたしは『中國モデル』ではなく、『中國の特色』という表現(xiàn)に賛成する」と述べた。 「中國モデル」という西側の表現(xiàn)は、米國の中國問題専門家、ジョシュア?クーパー?ラモ氏が04年に発表した「北京コンセンサス」に端を発する。これは、中國の発展モデルは、中國の國情と社會的需要に適合した、公正で質の高い成長を求める発展の道であり、努力と自発的革新、國家の主権と権利の死守、漸進的、エネルギー集積などの特徴があるとの考え方だ。 「その実、『北京コンセンサス』という言葉は北京が打ち出したものではないし、『中國モデル』も中國が打ち出したものではない」と指摘するのは、全國政協(xié)外事委員會の趙啓正主任。「『モデル』という言葉には模範を示すという含意があるが、中國にその考えはない。だからわたしは中國の発展については『中國ケース』という表現(xiàn)をより支持する」----。 李氏は「われわれは『中國モデル』ではなく『中國の特色』を強調している。『モデル』という言葉は、手本となったり、それを他國に売り込もうとする疑いを持たせる。われわれは、中國の実情に立って、中國の難題を解決する道を模索しているのであって、われわれの『モデル』を國外に売り込んだり輸出したりしようとしているのではない」と強調した。 趙氏も「『中國モデル』を輸出しようとするいかなる意図も中國にはない。中國が歐米諸國の経済?社會発展の手法の一部を參考にするのと同じように、ある発展途上國は中國の改革開放の手法の一部を參考にしようとする。グローバル化のうねりの中では、これは自然なことだ」「中國は現(xiàn)在、中國の特色ある社會主義初級段階にあり、なお長期間、実踐の中での改善を必要としている。今世紀中頃、中國は中等先進國レベルに達し、『中國モデル』への自らの認識をようやく深めることができるかもしれない」と指摘した。 李氏は「國際社會は、中國の発展にいくつか特色があることを理由に、過剰反応してはならない。『中國モデル』を騒ぎ立てるのではなく、中國の発展ノウハウや中國の體制の特色を、事実に基づいて正しく研究するべきだ」と述べた。 「人民網日本語版」2009年11月20日 |
|