第11期全國人民代表大會(全人代)第3回會議の「全人代代表の國際金融危機への対応における役割」をテーマとしたメディアの合同取材が11日午前、同大會のプレスセンターで行われた。全人代代表、河北鋼鉄集団有限會社の會長である王義芳氏が出席し、鉄鋼業の生産能力過剰問題に関する質問について、次のように述べた。
現在、中國の鉄鋼業の生産能力は6億5000萬トンに達するとされている。昨年の中國の鋼生産高が5億6780萬トンだったことから、6億トン以上の生産能力があることはほぼ間違いない。ただ、どれぐらいの生産能力が過剰しているかについては、はっきりしておらず、具體的に述べることはできない。
生産能力が1億トンになった時にも、生産能力過剰問題が取りざたされていた。今、生産能力は6億トンに達し、生産能力過剰問題が再浮上している。私は生産能力が過剰しているかどうかは中國経済、GDPの成長速度によって決まるものであると考えている。これは國民経済の発展と密接に関わっている。
「チャイナネット」 2010年3月11日」