米経済誌「フォーブス」が10日にニューヨークで発表した今年の世界の長者番付で、ビル?ゲイツ氏が2位に転落し、中國大陸部の富豪數が64人と初めて米國に次ぐ第2位となった。
フォーブスが世界の総資産額10億ドル以上の長者番付を発表するのは今回で24回目。今年はメキシコの通信業を手がけるカルロス?スリム氏が今年は産535億ドルで1位、米マイクロソフトのビル?ゲイツ氏は530億ドルで2位、米投資持株會社のウォーレン?バフェット氏が470億ドルで第3位だった。1994年以來初めて米國人以外がトップとなった。
総資産額10億ドルを最低ラインとする世界の長者番付には世界1011人の名が連ねた。昨年の金融危機時の793人に比べて人數は増えたものの、依然として08年の1125人には及ばなかった。米國の富豪は403人と大多數を占めた。
しかし、中國大陸部の富豪も09年の28人から今年は64人に一気に増え、その急増ぶりが注目を集めた。ロシアの富豪は62人で、うち27人が初めてランキング入りした。
中國大陸部でトップだったのは、総資産額70億ドルの飲料メーカー娃哈哈(ワハハ)集団の宗慶後董事長で世界ランキング103位、次に飼料メーカー希望集団の劉永行董事長が154位(50億ドル)につけ、4蘇寧電器の張近東董事長が176位(5億ドル )、比亜迪の王伝福董事長が44 億ドルでそれに続いた。
中國香港の富豪は25人がリスト入りし、香港最大の企業集団?長江実業グループ創設者の李嘉誠氏は210億ドルで世界ランキング14位、恒基不動産の李兆基氏は185億ドルで22位だった。
中國臺灣の富豪は18人がリスト入りを果たした。中國大陸部、香港、臺灣の富豪の數がランキングの10分の1以上を占めた。
「人民網日本語版」2010年3月11日