(1)浙江省で販売されたリコール対象車種について、早急な対応をはかるようトヨタ自動車に求める。
(2)消費者が今回のリコールでこうむった損失を賠償するとともに、賠償に関する要求について誠意を持って対応するようトヨタ自動車に求める。
(ア)車の引き取りは、トヨタ側が消費者の家庭を訪問する形とする。回収を行う場合は、同車種を代車として提供するか、交通費を負擔する。
(イ)消費者が販売店に対象車を持って行った場合、ガソリン代やリコールによる給與損失分などを補償する。
(ウ)納車されていない場合は、契約の破棄を認め、全額返還する。これに関する紛爭で、消費者保護委員會に相談があった場合、工商局および消費者保護委員會は積極的に調停を行う。調停がまとまらなかった場合は、消費者が仲裁や訴訟などの手段を通じ、法律に基づき処理することを支持する。
(3)全省統一の消費者保護に関するプラットフォームを構築する。浙江省消費者保護委員會は自動車専門委員會に処理メカニズムを設け、専門家を苦情の対応にあたることにより、消費者紛爭の調停を促す。工商局のウェブサイトに、自動車の購入者の権利保護を目的としたコーナーを設け、最新情報や苦情の內容、処理狀況などを速やかに公開する。
(4)販売店の全面的な規範化をはかるため、全省の自動車販売サービス業に対して検査を行う。
(5)自動車に関する消費者教育を行う。メディアや省の消費者教育機関などの媒體を活用し、消費者の権利に関する知識を普及させる。消費者教育を通じて、消費者の権利保護に対する意識と自らの権利を保護する力を高め、「理性、責任、文明」の消費理念を築く。
「人民網日本語版」2010年3月15日