中國の製品油価格が5カ月ぶりに調整された。4月14日零時から、國內のガソリン価格とディーゼル油価格は1トン當たり320元ずつ引き上げられ、90號ガソリンと0號ディーゼル油の小売価格(全國平均)はそれぞれ1リットル0.24元と0.27元値上がりした。
計算してみると、今回の製品油価格引き上げは、當月の消費者物価指數(CPI)に直接影響し、前月比で約0.07ポイント上昇する。間接的な影響はそれよりやや多いが、全體的な影響は少ない。しかし、今回の引き上げで、國內各地のガソリンとディーゼル油の小売価格は、過去最高まで上昇した。専門家は、「今後、國際原油価格は段階的に上昇する可能性もあり、國內原油価格の引き上げ圧力も徐々に高まる」と話す。
「中國は製品油の高価格時代に突入したと言っても過言ではない。國際原油価格が年內に100ドルまで上昇すれば、不思議なことでもない」と、アモイ大學中國エネルギー経済研究センターの林伯強主任は述べる。
今年2月中旬以降、世界経済の回復などの要素に影響され、石油の需要は上昇し、國際原油価格も上昇し続けている。3月以降は1バレル80ドル以上を維持し、4月6日のWTI原油先物価格は1バレル86.84ドルをつけ、1年半ぶりに最高値を更新した。