2008年8月1日に開通した中國初の高速鉄道「京津都市間鉄道」
4月16日、中國の胡錦濤國家主席がブラジルを訪問し、ルーラ大統領と會談した後、ルーラ大統領は「中國は鉄道建設でブラジルを支援する」と明かした。その前にも、「中國はブラジルのリオデジャネイロ、サンパウロ、カンピーナスをつなぐ高速鉄道の建設プロジェクトを請け負うことになる」と報じられた。
中國の高速鉄道の営業距離數は世界一を誇り、その技術も世界トップレベルで、米國、ロシア、トルコなどから注目されている。一部の國は高速鉄道の共同建設について中國と話し合いを進めている。
中國の高速鉄道が各國で注目され、世界に導入されるチャンスを得ているのはなぜだろうか。中國工程院會員、高速鉄道分野の専門家である王夢恕氏が語った。
総合技術は日獨仏を超える
最高時速350キロの京津(北京-天津)都市間鉄道が2008年8月1日に運転を開始したのに続き、武広旅客専用線(武漢-広州)と鄭西客運専用線(鄭州-西安)も昨年末と今年2月上旬にそれぞれ運転を開始した。また、全長1300キロメートルを超える北京?上海間高速鉄道(京滬旅客専用線)も2011年に開通する。
中國の高速鉄道技術の進歩は世界に驚きを與えている。一部の國は共同建設に関心を寄せるようになった。中國はトルコとベネズエラで高速鉄道の建設を開始したほか、ブラジルやサウジアラビア、ロシアなど7カ國と交渉を進めている。提攜方式は技術提供や工事請負いなどがある。そのほか、米カリフォルニア州も中國に高速鉄道建設の支援を要請する意向を示している。報道によると、カリフォルニア州のアーノルド?シュワルツェネッガー知事は、今年末に中國を訪問し、高速鉄道の建設について協議することを検討しているという。