中國企業による海外買収の効果について、國際オブザーバーは、中國オンラインゲーム會社の潤沢な資本の優位性が効果的な買収戦略によって、海外での研究開発とルートの優位性に転換されつつある、と指摘する。
「完美時空」を例に取ると、同社はこの2年間、2300萬ドルで臺灣のゲーム開発會社「書?泉國際」を買収し、300萬ドルで臺灣に全額出資の子會社を設立、さらに北米と歐米にも子會社を設立した。獨立運営による収益は大きい。これと呼応して、同社の海外輸出額は2007年から2009年の3年連続で首位に立っている。これは、現地での研究開発と海外ルートとの組み合わせが、先手を打って乗り出した國際化を成功に導いたことを示している。
一方、今回の「C&C Media」買収は、難易度の高い日本市場に踏み込んだというだけでなく、家庭用ゲーム機市場に參入するチャンスを手に入れたことも意味する。今回の買収について、米投資銀行、クレディ?スイス?ファーストボストン(CSFB)は「完美時空」に対して「Outperform(優秀)」の投資評価を維持しており、まとめ買いを勧めている。同銀行によると「C&C Media」の買収は「完美時空」のゲーム『誅仙』の業績を伸ばすだけでなく、日本市場からより多くの提攜會社を見つけることにつながるという。
「人民網日本語版」2010年6月21日