北京市は23日、「首都交通の科學的発展推進と交通渋滯緩和策に関する意見(以下、意見と略)」を発表、総合的な措置を実施することで交通渋滯の緩和を目指す。この総合措 置によって、首都の交通問題が大幅に改善されると多方面から期待が寄せられている。しかし、短期間で交通渋滯が緩和される可能性は少なく、渋滯激化スピー ドがややダウンするにとどまる模様だ。「経済參考報」が報じた。
新渋滯緩和策の発表によって、北京自動車市場では今年最後の「ピーク」がもたらされた。統計データによると、自動車取引の北辰亜運村汽車交易市場ではこの2週間、一日あたり販売臺數が1千臺の大臺を突破した。これは、10月実績の4倍に相當する。
▽ナンバープレートを抽選で無償配布
意見によると、「公開?公平?公正の原則」にもとづき、條件を満たす企業、國家機関、社會団體など法人および個人に対し、抽選方式で自動車ナンバープレートを無償配布する。
規定によると、2011年の新規登録臺數を24萬臺、月あたり2萬臺に制限する。內訳は、個人車両が88%、タクシーなど営業車両が2%、企業その他団體の車両が10%。
ナンバープレート抽選の具體的な方法は、個人の場合は毎月26日、企業は2カ月に1度抽選が行わる。その流れは、まず申請書を提出して申請番號を獲得、申請が有効であることが確認された後、抽選の対象となる。申請資格があるのは、北京市の住民、居住証明を持ち市內に勤務する外地住民、北京で5年以上納稅し、納稅証明を持つ外國人。
また、仕事で北京市外から入る車両は、出勤日の午前7時から9時までと午後5時から8時までの間、五環內での走行が禁止される。五環內での駐車料金については、課金対象時間が従來の30分から15分に短縮され、五環外での駐車料金は引き下げられる。
新しいナンバープレート抽選方式の対象となるかどうかのデットラインは12月24日。規定では、「北京市の自動車販売會社が12月23日までに販売登録を提出した乗用車については、翌24日午後6時までに企業の管轄地域の商務委員會に登録しなければならない。24日以降に購入された車両については、2011年1月の抽選対象となる」と定められている。
意見によると、市政府は西二環、東二環、臺基廠大街、西山トンネルなどの地下高速道路建設を加速させ、市中心部に全長200キロメートルの道路を建設し、全長400キロメートルの都市ミクロ循環道路を建設する計畫。また、全長150キロメートル以上の公共交通専用道路を新設、來年中に軌道交通2本の一部區間を開通させる。このほか、公共自転車サービススポット1千カ所、5萬臺以上を構築する計畫。