2011年多國籍企業中國フォーラムが3月1日に開かれた。中國國家発展改革委員會國外資金利用局の孔令龍局長は『経済參考報』の記者に対し、発展改革委員會は商務部と中國企業の外國投資を促進する方策を検討しており、現在すでに起草の段階に入っていると明らかにした。孔令龍局長はフォーラムの演説においても、発展改革委員會は中國企業の外國投資規制を大幅に緩和していくと述べた。
「十二五(第12次五カ年計畫、2011-2015年)」期間中、中國政府は引き続き中國企業の海外進出を奨勵するとしている。孔令龍局長は1日のフォーラムで次のように述べた。「発展改革委員會は中國企業の外國投資規制を大幅に緩和していく。今月より、資源多消費企業が外國の大規模プロジェクトに投資する際に審査が必要となる投資限度額を3000萬ドルから3億ドルに引き上げ、その他のに関しても1000萬ドルから1億ドルに引き上げる。中央企業(中央政府直屬の國有企業)の外國投資は「屆出制」が適用され、事前審査が要らなくなる」
商務部のデータによると、2002年から2010年まで、中國の対外直接投資は平均52%のスピードで成長している。「十一?五(第11次五カ年計畫、2006-2010年)」期間中、中國の外國投資は35%増加、成長スピードは「十?五(第10次五カ年計畫、2001-2005年)」の4倍となった。2010年、中國の投資家は世界129カ國?地域の企業3125社に対して直接投資を行っている。非金融部門の対外直接投資額は590億ドルで前年比36.3%増。2010年末までに、中國の非金融部門対外直接投資総額は類型で2588億ドルに上った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月2日