ロイヤルバンク?オブ?スコットランド(RBS)が15日に発表した最新の研究報告書「人民元オフショア市場ガイド:人民元國際化の試金石」によると、人民元には米ドルと並ぶ世界的な準備通貨に発展しうる潛在力が備わっているという。「國際金融報」が伝えた。
人民元オフショア市場の成長や中國経済の巨大な規模を受けて、中國政府は人民元國際化の抱負を抱くようになった。RBSアジアエリア振興市場戦略部の謝ブン君?董事総経理(取締役社長)は「中國は現在、世界にある9兆ドルの外貨準備の30%を保有している。その他の中國人民銀行(中央銀行)の保有でない70%を、人民元の形で保有することは潛在的に可能だ。中國が世界貿易に占める割合は米國に匹敵し、輸出入貿易における人民元建て決済のニーズは、米ドル決済のニーズと同じくらい大きい可能性がある」と話す。
またRBSの予測によると、2010年下半期の比較可能な成長率に基づいて計算すると、2011年末には香港の人民元建て預金殘高が7千億元から8千億元に達する見込みだ。謝董事総経理は「中國は通貨のオンショア市場が発展する前に、オフショア市場の開放を試みた世界で唯一の國だ。通貨発行當局であれ、金融機関であれ、企業であれ、人民元オフショア市場には巨大な潛在力があることをその目で見ている」と話す。
*ブン:「さんずい」に「文」
「人民網日本語版」2011年3月16日