胡潤研究院がこのほど発表した「2011年胡潤財富報告」によると、中國大陸部で1千萬ドル以上の資産を保有する「千萬長者」の數は96萬人に達し、中國で1400人に1人が千萬長者となった。その中でも、北京市の富豪の數が最も多く、千萬長者は17萬人、1億ドル以上の資産を持つ「億萬長者」は1萬人だった。そのほか、不動産投機、株取引を生業とする富豪の數が3割を越えた。
同報告によると、2010年末までに、香港、マカオ、臺灣を除く中國31の省、市、自治區の千萬長者の數は96萬人、前年比9.7%増だった。その內、億萬長者は6萬人で、昨年より9.1%増加した。
現在、中國では1400人に1人が千萬長者となっている。2009年末の時點で、全國の千萬長者と億萬長者の數はそれぞれ87萬5000人、5萬5000人だった。2008年末の時點では、それぞれ82萬5000人、5萬1000人だった。
地域別にみると、北京市が千萬長者17萬人、億萬長者1萬人で第1位。広東省が千萬長者15萬7000人、億萬長者9000人で第2位。上海市が千萬長者13萬2000人、億萬長者7800人で第3位だった。北京市、広東省、上海市の3地域の富豪の數は、全國の半分近くを占める。