調べによると、中國政府は一部の銀行を対象に、合理的な範囲內での貸付條件の緩和を認めた。一部の銀行のみを対象にしていることから、今回の決定は金融政策部門による微調整であり、金融政策の転換を意味するものではない。
これまでにも、四大銀行(中國工商銀行、中國建設銀行、中國銀行、中國農業(yè)銀行)は10月21日から27日までの5日間、新規(guī)貸付額を600億元ほど増やし、貸付條件を大幅に緩和していた。光大銀行の盛宏清チーフアナリストは、10月の新規(guī)貸付規(guī)模は9月より増加し、約5000億元になると予測した。
中國國際金融有限公司はこのほど発表した中國金利政策報告で、年內の金融政策は微調整が中心となると予測した。それによると、政府は公開市場操作によって流動性圧力を緩和し利率を下げ、そして、銀行の貸付條件を緩和し、11月と12月の新規(guī)貸付額を7000億元前後の水準にまで回復させるという。
中國人民銀行(中央銀行)のデータによると、今年1月から9月の新規(guī)貸付額は5兆6900億元。10月の貸付額が市場の予測通り5000億元で、11月と12月が7000億元であれば、年間の新規(guī)貸付額は7兆5000億元を上回る。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2011年11月4日