しかしレアアース需要の増加が価格を高騰させ、外國におけるレアアースの価格は中國國內のそれの2倍となった。アメリカとEUおよび日本は、これまでになかったほど団結し、中國が「違法」にレアアースの輸出を制限しているとして、WTOに提訴した。
この提訴の解決には數年間の時間を要するだろう。しかし多くの鉱山開発會社は、レアアースの価格上昇がもたらす利潤は中國以外のレアアース産業の復興にとっては大チャンスだととらえている。米イリノイ州の技術金屬コンサルティング會社のデータによれば、現在36カ國259社が少なくとも426のレアアース開発に関するプロジェクトを進行中である。
ジャカルタの資源アナリストであるデビッド?アブラハム氏はロイター通信社に対し、WTOがどんな採決をしようとも、グローバル生産の再構築こそが膠著狀態を脫する唯一の方法だと述べた。「世界は依然としてレアアース不足に直面している。これは中國の問題ではなく、世界の問題だ」。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年3月21日