造船業が低迷する中、海洋開発技術産業は、造船メーカーの重要な資金源となっており、海洋開発で最大の潛在力を持つブラジルは各國から注目を集めている。世界造船國ランキングのトップ3である中國?日本?韓國は、ブラジルという巨大な市場に熱視線を送っている。日本國內の5大造船メーカーは、共同でブラジル市場に攻勢をかけている。北京商報が伝えた。
三菱重工や三井造船などの日本造船大手5社は、技術研究組合「J-DeEP」の設立を発表した。これはブラジル沖のメガフロート(大型浮體式海洋構造物)の受注に向けた動きだ。
同じBRICsに屬する中國とブラジルは、海洋開発技術産業で早期より提攜を開始している。中國水運大手?中國遠洋運輸集団の傘下企業の上海中遠船務はブラジル市場で、8つの浮體式生産貯蔵積出設備(FPSO)の受注を獲得し、同産業の製造分野の新たな出発點に立った。韓國も負けてはおらず、ブラジル市場に積極的に進出している。