(3)貿易の新構造:地域の互恵協力
歐米などの國は、環太平洋連攜協定(TPP)や環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)の戦略を推し進め、國際貿易ルールを再構築しようとしている。中國は世界最大の貨物貿易國となり、中國を含む新興経済體が世界の貿易構造の変化にどう対応するかがボアオでの焦點となる。
同フォーラムの周文重秘書長は「米國主導のTPPの重點は基準やルールの制定にあり、全対象範囲、高基準を追求している。一方、アジアの國が提唱する東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)は、より開放的で包容性があり、アジアにおいてより代表的といえる」と指摘する。
(4)金融再改革:緩和?活性化?規範
今回のフォーラムの日程をみると、議題の33カ所に「改革」の文句が使われている。楊氏は「金融體制改革は今回のフォーラムの焦點で、中國を含む多くのアジア諸國が改革を通じた金融サービスの利便化を強く望んでいる」と指摘する。