2014年に入り、信用債(國債?CBを除く債券、以下債券と呼ぶ)の発行規模が拡大している。金利も2013年下半期に比べて大幅に低下しており、當局の総合対策によって、企業の資金コストの低減に対してある程度の効果があったものと見られる。1日付中國証券報が伝えた。
大まかな統計によれば、2014年1―6月期における非金融機関の債券発行額は2兆7000億元超となり、前年同期の2兆元、及び同7―12期の1兆7000億元を大幅に上回った。
ただ債券の発行元を見ると、格付けの高い発行體が主體となっており、中小企業、中でも民営企業を代表とする格付けの低い発行體で、債券市場からの資金調達が容易になったわけではない。
中國最大の金融情報ベンダーのWindによると、1―6月期に國內で発行された債券のうち、ダブルAマイナスの企業の比率は4.6%と、前年の5.6%からと一段と低下。中小企業向けの融資手段である、共同企業債、共同手形、中小企業私募債、小企業?零細金融債などの発行規模は、前年同期と比べてほとんど変わらず、債券全體に占める割合もごくわずかに過ぎない。