イノベーションと改革こそが中國経済発展の源泉
「科學技術のイノベーションに先鞭をつけ、他社に先駆ける企業が、チャンスをつかみ、成果を得ることになるだろう」
「中國の科學技術発展の方向性は、1にも2にもイノベーションである」
習近平総書記は、5月の上海視察時とその後に続く科學院の視察でこう語った。
イノベーションをけん引役とする成長戦略は、中國経済の核となる競爭力を確実なものにする基盤である。中央財政の新興産業イノベーション投資資金はすでに2倍に拡大。國家振興産業のイノベーションファンドも設立も迫っている。
2014年は、改革を全面的に深化させる「改革元年」。まだ半年を経過したばかりだが、改革の歴史にすでに確実な足跡を殘している。
そのひとつが、十數日前に発表された「戸籍制度改革をさらに推進するための意見」である。數十年の間分割されていた都市戸籍と農村戸籍について改革を行なうもので、中國社會発展の進歩を示すものとして、発表とともに國內外で大きな反響を呼んだ。
またこの1ヶ月超の間に、▽民営資本の銀行業への參入認可、▽國有企業の改革、▽財政?稅制改革、▽公用車改革まで、これまで必要とみなされながらも手が付けられずにいた一連の重要な改革がスタートした。