「中國輸入自動車市場発展研究報告(2016-2017)」によると、2016年の輸入自動車市場は在庫圧縮と國産化の影響により、需給の両面で減少している。年間市場規模は110萬臺で、3%減になる見込み。一方、新エネルギー車の平行輸入が新たな潮流となっている。
「第13回中國輸入自動車サミット」が11月26日、北京で開催された。
中國機械工業集団有限公司の丁宏祥副総経理は挨拶の中で、「自動車産業は相対的に見て、注目され、発展余地のある、將來性の高い數少ない産業であり、大きな消費が見込まれる、チャンスの多い産業である」と述べる。
「輸入自動車市場は現在、調整の時期を迎えている。そこには2つの特徴がある。1つは、中國経済が「新常態」段階に入ったことと政策的な影響があったことから、消費者に変化が見られることだ。高級車に対する需要が理性的なものに戻っている。2つ目は、2004年以來推進してきた輸入自動車の國産化が供給過多をもたらし、価格競爭やディーラー間競爭といったマイナス面を加速させている。今回の調整が終われば、輸入自動車市場の先行きは安定したものに向かうだろう」。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月28日