「三網融合」の推進は、エネルギー、情報、交通インフラの水準を上げるだけでなく、新興産業の発展にもつながる。実體経済の発展に新たな原動力を作り出し、活力を喚起、新たな成長を創出する。それはまた経済発展の質と効率の底上げを力強く促し、供給側の構造改革深化に重大な意義を持つ。
「三網融合」の推進は、実體経済のモデル転換と高度化を促進する。まずは、エネルギー、情報、交通を、伝統産業の形態から、グリーン低炭素エネルギー、次世代情報通信、高速電化交通産業へと高度化、発展させることができる。それとともに、3つのネットワークの相互接続と集積効果を発揮させ、中國製造業のイノベーションと発展を促す。そして伝統的機械製造から現代的スマート製造へのモデル転換と高度化、「中國製造2025」の発展目標実現を促す。また、世界のガバナンス體制構築と世界経済の一體的発展を促す。実體経済の電化、情報化、クリーン化の水準向上にもつながり、中國の経済発展はよりクリーンなエネルギー消費、スマートな生産、スピーディーな流通の新たな段階に入る。これにより、中國の実體経済は質量ともに底上げが実現できる。(筆者:劉振亜、世界エネルギーインターネット開発協力機構主席、中國電力企業聯合會理事長)
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年1月11日