毎年一度、米國ラスベガスで開催される國際家電見本市「コンシューマー?エレクトロニクス?ショー」(CES)がこのほど開幕した。例年に比べ、今年は50周年にあたることから規模がより大きくなり、出展企業は3800社を超え、出展された新製品も約2萬點に上った。注目されるのは、今年は「中國テイスト」が濃厚なことで、中國の出展企業が3割強を占めたほか、「中國創造」(クリエイトバイチャイナ)の電子製品が主流の高級製品市場に進出し、また一連の優れた中國ブランド製品が同業者や海外の消費者の間で徐々に認知されるようになった。人民網が伝えた。
▽新舊中國ブランドが次々登場
今年のCESの會場を見渡すと、華為、中興通訊、TCL、海信、長虹、海爾(ハイアール)といった中國電子産業大手がいずれも會場の重要な場所を占め、展示する獨自開発の革新的技術の製品が大勢の來場者を引きつけていた。実際、テレビ、スマートフォン、ウェアラブル設備、3Dプリンター、モノのインターネット(IoT)、ドローン、仮想現実(VR)、人工知能(AI)など各分野で、「中國創造」の影が見え隠れしている。
主催者側によると、米コンシューマー技術協會(CTA)のゲイリー?シャピロ會長は、「中國は製造業大國であるだけでなく、さらに多くの革新分野に絶えず歩みを進めている。ドローン、AI、5Gなどだ。中國の『微信』(WeChat)は非常に素晴らしいプラットフォームで、通信機能やソーシャルネットワーキングの機能をもつだけでなく、日常的な決済やビジネス取引にも使え、生活をより便利なものにしている。中國の革新能力が絶えず強化されるのにともないて、グリーバル消費電子分野における中國の重要性も徐々に顕在化していくだろう」と述べたという。