8年前に提出された計畫書が、珠江の河口にあった人知れぬ小さな漁村の島?橫琴を「國家級新區(qū)」に変えた。「特區(qū)中の特區(qū)」として、広東?香港?マカオ協(xié)力の足がかりとして、2015年4月に自由貿(mào)易區(qū)が発足して以降、「大器晩成」だった橫琴は、改革の波の先頭に立ち、世界に注目される人気の投資先となった。
2016年末までに、橫琴の各種市場主體は2萬7657社、登録資本は約14211.71億元に達した。すでに誘致されたまたは商談中の世界トップ500企業(yè)は63社、國內(nèi)トップ500投資プロジェクトは98プロジェクトにのぼり、82重點プロジェクトの総投資額は3200億元を超えている。
橫琴は、マカオ経済の適度な多元化発展の「揺りかご」ともなっている。昨年9月20日、全國初となるリモート可視セルフ稅手続システム「V-Tax」が橫琴で運用開始となり、香港?マカオと「直通」の全國初の便利なクロスボーダー稅措置となった。香港?マカオの納稅者は、橫琴まで足を伸ばさなくても、橫琴のあらゆる稅関連事項を香港?マカオで100%処理することができる。
昨年12月20日には、マカオ単一ナンバー車の橫琴への出入りの新政策が正式に実施され、マカオの自動車の橫琴への出入りの最大限の利便化がはかられた。
昨年12月16日に正式に実施された「橫琴新區(qū)マカオ中小企業(yè)発展促進弁法(試行)」は、マカオの投資する中小企業(yè)のうち「橫琴新區(qū)企業(yè)所得稅優(yōu)遇目録」の條件に合った企業(yè)に対し、企業(yè)所得稅を15%低く課稅することを定めている。ハイテク企業(yè)認定を受けたマカオ企業(yè)にはさらに、100萬元の奨勵がなされる。広東?マカオ協(xié)力産業(yè)パークや橫琴マカオ青年企業(yè)バレーの発展に向けては、土地や資金の面での支援が提供される。
改革?革新の面でも、橫琴は、ほかに後れを取ることに甘んじていない。広東省政府は昨年9月6日、中國(広東)自由貿(mào)易試験區(qū)の改革?革新経験のうち再現(xiàn)と普及が見込まれる経験の第二弾のリストを発表した。リストアップされた39件の改革経験のうち、20件は橫琴自由貿(mào)易區(qū)の経験で、このうち13件は橫琴のオリジナル、7件は橫琴が積極的に參加した改革?革新だった。
例えば「政府スマート化監(jiān)督管理サービス新モデル」は全國自由貿(mào)易試験區(qū)の「最良実踐事例」に認定された。全國で初めて打ち出した「商事主體電子証明カード」を土臺として、企業(yè)の決算カードの機能を備えた全國初の「商事主體電子証明銀行カード」を打ち出し、行政效率を大幅に引き上げ、企業(yè)の事務コストを有効に引き下げた。知的財産権の「易保護」(保護簡易化)の協(xié)力モデルを全國に先駆けて打ち出し、國際知的財産権保護連盟を設(shè)立し、國家知的財産権局特許検索?問い合わせセンター七弦琴國家プラットフォーム代行事務所が橫琴で発足した。大陸部と香港?マカオがパートナーとして共同経営する全國初の法律事務所も橫琴に開業(yè)した。大陸部とマカオ、香港の3地の20人余りの弁護士が、3地の商事主體にクロスボーダー法律サービスを提供し、異なる法體系間の「United(連合)時代」を切り開いた。
國際化?法治化?便利化されたビジネス環(huán)境は、國內(nèi)外の投資者に認められている。今年1月8日、橫琴自由貿(mào)易エリアは「第6回中國投資者大會」で、「最高投資価値賞」に輝き、この賞を受けた唯一の自由貿(mào)易エリアとなった。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2017年1月17日