國務院の李克強総理は5日の政府活動報告で、2017年は11自由貿易試験區のハイスタンダードでハイレベルな建設を進め、成熟した経験を全面的に推進すべきだと論じ、両會(全國人民代表大會、全國政治協商會議)の代表?委員の熱心な議論を呼んだ。
全國両會の開催にあたって、中國網記者は、マカオ地區の全國人大代表で中華全國帰國華僑連合會の劉蕓良?副主席を取材した。劉氏はこれに対し、広東?マカオの良好な協力という現狀の下、橫琴自由貿易エリアが、その勢いに乗り、ハードウェアの整備を推進し、自由貿易區の環境を絶えず改善していくことを提案した。
劉氏はさらに、珠海の保稅區と洪灣港、珠海の0.29平方キロメートルの「珠澳跨境工業區」(珠海?マカオクロスボーダー工業區)を橫琴自由貿易エリアの範囲に組み込み、稅関の特殊監督管理區としての保稅區とクロスボーダー工業區の機能的優位性と保稅區內の洪灣港の対外港灣としての優位性を十分に利用し、橫琴自由貿易エリアの機能の整備を推進し、ハイスタンダードでハイレベルな方向への建設を進めることを提案した。
このほか橫琴エリアは、上海自由貿易區と広東の前海?南山自由貿易エリアとは異なる特殊な位置にあり、香港?マカオに向けた位置付けが重要となる。重點産業には、「金融サービス」「観光?レジャー」「ビジネスサービス」「中醫學?保健」「科學教育?研究開発」「ハイテク」「文化クリエイティブ」が含まれる。
劉氏は、「橫琴が重點発展を進める7大産業を『一線』(橫琴とマカオ側との境界)稅関における稅免除のリストに入れ、広東?マカオ協力枠組合意で決められた『一線は緩和、二線(橫琴と大陸側の境界)は厳格管理』という優遇政策を非不動産と非工業投資の企業が十分に受けられるようにすることを提案する」と語った。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2017年3月9日