非化石エネルギーが一次エネルギー消費量に占める割合を2020年に15%以下にし、2030年に20%以下にするという承諾を守るため、中國は風力?太陽光発電の発電量が占める割合を2015年の4%から2020年に8%、2030年に17%にする必要がある。2016~30年にかけて、風力?太陽光発電は約5兆4000億元の投資をけん引し、GDP成長に約14兆3000億元貢獻する見通し。
これは、4月11日に発表された『中國風力発電?太陽光発電の相乗作用』報告でわかった情報である。しかし急成長の中で、風力?太陽光発電は「棄風」(送電能力不足により電気を棄てる)や「棄光」などの問題に直面しており、業界內では政策による早期解決を望む聲がある。
経済効果を見ると、報告では、2015年の風力?太陽光発電による投資増加は約4000億元、同年の全社會固定資産投資額の0.7%を占めた。2030年は4954億元に増加、2016~30年は約5兆4000億元になる。2015年の風力?太陽光発電によるGDP増加は約3100億元だった。2030年は1兆5700億元に増加し、同年のGDPの約1.1%を占める。2015~30年はGDP成長を約14兆3000億元けん引し、この數値は北京市の2015年のGDPの7倍に相當する。
中國太陽光発電業協會の劉譯陽副秘書長は、「太陽光発電業と政府の間の公約數を探し出し、風力発電?太陽光発電産業の発展を推し進める必要がある。風力?太陽光発電産業はクリーンエネルギー産業であり、幅広い相乗作用、長期的発展の見込みがあるため、國は財政などの政策面で大々的に支持するだろう」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月13日