中國が主導する新シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する國際協力サミットフォーラムが14日、北京で開幕した。
習近平國家主席は開幕式で演説し、「「一帯一路」は時代の流れに合った、各國の人々の利益にかなうもので、將來性がある」と述べ、各國の要人らから稱賛を受けた。
習主席は、古代シルクロードの東西文明交流の歴史を例に挙げ、「過去を知ることは今を知ること」、「歴史は最良の師」として、「平和協力、開放的包摂、相互學習、ウィンウィン」を核心とするシルクロードの精神を現代に受け継いでいくことの必要性を訴えた。中國と世界の関係を再構築する中からグローバル経済ガバナンスの新たなモデルを模索する考えも示した。
世界第2位の経済大國に急成長を遂げた中國。その中國の価値感や理念、政策の行方に世界が注目している。習主席は數々の外交の場所で「人類の運命共同體を築く?という「中國プラン」を提唱。これまでに中國は80以上の國と地域とパートナーシップを構築するなど、「一帯一路」は理念から現実の行動に移りつつある。「共同ビジネス、共同建設、共有」を原則とするグローバルガバナンスの理念を実踐するうえで、中國は率先して手本を示してきた。國際舞臺で「中國プラン」は著実に「中國の貢獻」に転換してきている。
習主席は、「一帯一路」は平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道、文明の道だとした上で、「中國は開放と包容の精神で世界を抱擁する」として、各國と協力して相互利益を実現し、人類の恒久平和と持続的発展の実現に向ける考えを示した。
「人民中國インターネット版」2017年5月15日