「日本経済新聞」が6月5日に伝えたところによると、投資資金が近ごろ株式市場に流れている。世界の株式市場の時価総額は5月末に76兆ドルに達し、2年ぶりに過去最高を記録した。米國のアップルやアマゾンなどのIT企業(yè)が時価総額を引き上げた。時価総額の上位企業(yè)はこれまで資源や銀行などが中心だったが、今回は狀況が変わり、ビッグデータやユビキタスネットワークを武器に新市場を構築しているIT企業(yè)に資金が集中し、高い株価によりこれらの企業(yè)はさらに発展の力をつけ、良好な循環(huán)を形成している。
國際取引所連合の統(tǒng)計と代表的な株価指數(shù)をもとに推算すると、世界の株式市場の時価総額は5月末に76兆ドルに達し、世界金融危機後のピークである2015年5月の75兆6000萬ドルを上回る。
株価を引き上げているのは、インターネットとスマートフォンの技術イノベーションにより成長しているIT企業(yè)である。米國のアップルは5月に時価総額が8000億ドルを超える最初の上場企業(yè)になり、グーグルの持株會社であるAlphabetとアマゾンも上場以來の最高を次々と更新した。世界の時価総額ランキングの上位には米國のIT企業(yè)5社が名を連ねる。
新興経済圏の急成長も目立つ。中國の騰訊控股(テンセント)とアリババグループの時価総額は2017年初めより40%増加し、それぞれ9位と10位につける。時価総額が1000億ドル以上の企業(yè)は78社で、うちIT業(yè)務を主力とする企業(yè)は全體の20%近くを占める13社に達する。
IT企業(yè)に投資が集中するのは、ユビキタスネットワークや人工知能(AI)などの技術を利用したビジネスモデルへの期待が高まっているためである。大和証券の洋和シニアストラテジストは、「IT企業(yè)がリードする技術イノベーションにより、消費傾向とビジネスモデルが大きく変化し、新技術と新サービスへのニーズはさらに高まるだろう」と分析している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月6日