胡潤百富董事長兼首席調査?研究員の胡潤氏は「9年前に初の財富報告を発表した際に、香港?マカオ?臺灣の資産家世帯の購買力は、大陸部の都市をはるかに上回っていた。世界の華人による購買力と言えば、香港?マカオ?臺灣が中心だったが、今や大陸部に抜かれた」と述べた。
報告によると、香港?マカオ?臺灣を除く中國大陸部の資産額600萬元世帯は、前年比24萬世帯増(7.1%増)の362萬世帯に達している。うち投資可能な資産額が600萬元に達する世帯は126萬7000世帯。また資産額1000萬元の「資産家世帯」は、9.7%増の147萬世帯に達した。投資可能資産額1000萬元世帯は74萬9000世帯。
都市によって資産集約効果に大きな差があることに注意が必要だ。大中華區全體を見ると、資産額が600萬元を上回る世帯數のトップ10都市のうち、北京、上海、香港が50萬世帯を上回りトップ3を占めた。これに続いたのが臺北、仏山、天津で、6萬世帯前後のみとなっている。
「資産家」の割合を見ると、香港は34人中1人でトップ。2位の北京は83人中1人。上海、深セン、杭州、広州、珠海、寧波など大陸部の都市もトップ10入りした。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年9月6日