アップルの今年の新製品「iPhone 8」が発売されてから24日で3日目となるが、以前のような賑わいを見せていない。消費者は今年、意欲を抑えているようだ。長蛇の列が出來ていないばかりか、実店舗と通販サイトは在庫を十分に確保している。ある消費者はネット通販で注文し、3時間で入手できたと報告している。あるオンラインの一部販売ルートは、數(shù)百元の割引を?qū)g施している。業(yè)界関係者によると、iPhone 8は前世代の製品から大きく変わった點がなく、見どころに乏しい。さらに國內(nèi)外の大手メーカーから挾み撃ちを受け、アップルは市場の大きな問題に直面している。アップルは中國市場で今後、低迷を続けることになりそうだ。
ブルームバーグの記事によると、証券會社Rosenblatt Securitiesの張軍アナリストは報告書の中で「iPhone 8の予約は振るわず、中でも中國が最も顕著だ。この製品はすでに市場から否定された。アップルストアを見ると、多くの忠実なファンであっても、今回は応援に來なかったことが分かる。アップルのマーケティングの劣勢は続きそうで、販売臺數(shù)の激減の備えをしなければならないだろう」と指摘した。
運営商世界網(wǎng)の康釗編集長は、北京商報の記者に対して「アップルストアを調(diào)査したが、列に並ばなくてもすぐに購入できた」と述べ、これには次の3つの原因があると分析した。
まず、多くの人がiPhone Xを待っている狀態(tài)だ。アップルは革新的でおしゃれなイメージがあり、iPhone Xには見どころもある。多くの人がiPhone 8に失望しており、iPhone 7と大差ないと感じている。
次に、アップルの製品全體の魅力が中國で大幅に低下している。國産スマホの品質(zhì)?品格?ブランドが強化されており、アップル製品との差が縮まっている。そこで多くの消費者が、中國ブランドの購入に転じている。アップルの発表會の前後、國內(nèi)スマホブランドが今年のフラグシップ機を発表した(「vivo X20」「小米MIX2」など)。
それから國內(nèi)で、通信キャリアがiPhoneへの助成金を減らしており、一部のキャリアは支給しなくなっている。iPhone 8は高額で、中國製スマホの価格を大きく上回り、コストパフォーマンスが低い。そのためファンだけが購入しようとしており、価格に敏感なユーザーは購入しようとしていない。
販売臺數(shù)の影響を受け、アップルの中國市場での業(yè)績は6四半期連続で低迷している。最新の今年第3四半期報告書によると、大中華區(qū)は3位の地位をキープしたが、売上は前年同期比で10%減少した。大中華區(qū)はアップルの売上が唯一減少した地域になった。
康氏は、アップルの中國市場におけるシェアが今後も低下し、利益も減少し、逆転は困難と予想している。iPhoneだけではなく、iPadやiPodなど別の製品の中國販売も、より深刻な狀況になっている。これにはまず、アップル自身の問題がある。アップルは世界統(tǒng)一の市場運営を?qū)g施しており、中國人ユーザーに特化した體験をまったく重視しておらず、販売チャネルに対しても非友好的だ。次に、中國製品の追い上げによる結(jié)果とも言える。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2017年9月25日