敏感な商売人は、「重慶連通提唱」に気づいているだろう。シンガポールのフィグツリー?ホールディングスのダニエル?ショー社長は、2つのシンガポール?中國提攜プロジェクトが中國東部の蘇州市と天津市で実施されたのに続き、中國西部地區は両國協力の場になると語った。
2015年末に始まった「重慶連通提唱」は物流構築に焦點を合わせたもので、この南西の都市とASEANの貿易ルート開通を目的としている。今年初め、フィグツリー?ホールディングスは物流ターミナルを建設するため、シンガポール上場會社と重慶埔程物流有限公司に共同出資した。
フィグツリーが中國市場に進出したのは、シンガポールの産業財産権市場の発展が減速しているためでもある。ダニエル?ショー氏は、「一帯一路提唱に賭けている」と話す。江蘇省で、フィグツリーは総合施設開発プロジェクトと産業パークプロジェクトを進めている。住宅建設業者と比べて、中國の産業施設デベロッパーは少なく、ダニエル?ショー氏は産業施設建設の先行きに期待している。
ダニエル?ショー氏は、ほかのシンガポール企業が押し寄せても、フィグツリーにリスクはないと考えており、「中國は広く、新しい投資先は十分にある。ケーキが大きいため、分け合うことができる」と語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月17日