「雙11は私たちを救った」。ゴム価格の下落に苦しんだタイのゴムの木栽培業者は、中國でラテックス枕が人気を呼んだことにより所得が3～4倍になった。

　「雙11」は世界の業者にとって重要なイベントになっている。統計によると、「雙11」期間中、世界の14萬以上のブランドが天貓で1500萬品種の商品を販売し、京東「全球好物節」は世界200以上の國と地域の數萬ブランドを用意、アマゾンは56の國と地域の3000以上のブランドの「精品スーパー」を構築した。

中國プランが世界に利益をもたらす

　「自分は中國の大ファン」と話すオーストラリア郵政の最高経営責任者（CEO）就任からまだ1日のクリスティン?ホルゲート氏は、中國市場への重視を示した。

　「雙11」というこの日、世界中の人々が同じショッピングフェステォバルに參加している。ロシアから西歐、東南アジアから米國に至るまで、宅配物が世界の各地に向かい、菜鳥のサポートにより世界トップクラスの物流大手が參加し、全世界送料無料と全世界72時間以內の配達が多くの地域で実現した。

　ロシアの昨年の「雙11」期間の宅配物取扱量は約2000萬件だった。今年、ロシア郵政は5カ所の主要分別センターを大幅拡張し、最速で翌日配達を目指し、マドリード、フランクフルト、ロサンゼルス、シドニー、ソウル、大阪などの主要都市に10大予約センターを開設し、現地から最速で中國人消費者に配達できるようにした。また、香港?マカオ?臺灣、シンガポール?マレーシア、米國?カナダ、日本などの國と地域で、菜鳥は現地の物流業者と共同で基本配送料無料サービスを実施した。

　「雙11」を通し、中國のスマート物流も世界を羨望させた。海外の郵政會社のある高官は、「雙11」が登場する前は宅配ピークという概念はなかったと話す。中國との協力は海外パートナーの処理効率と能力を大幅に改善したという。

　アリババの張勇CEOは、「ビジネス力、科學技術、ビッグデータにけん引され、雙11は全世界が協力するイベントになった」と語った。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2017年11月13日