ドイツ?ボンで現地時間6日、UNFCCC/COP23(第23回國連気候変動枠組み條約締約國會議)が開幕した。會議は17日まで続く予定。ドイツメディアは開幕前後、中國の近年の気候変動対応に関する行動と、中國が世界気候ガバナンスを推進するため打ち出した「中國のプラン」を稱賛した。
中國の世界気候ガバナンスにおける役割について、第1ドイツテレビは「中國は現在、気候ガバナンスのリーダーとしての役割を引き継ごうとしている」と報じた。またその証拠として、「中國は火力発電所の新設を停止している。また中國が太陽エネルギー、風力、水力発電に投じる資金は世界最高になっている。中國政府は工業の汚染物質排出抑制を進めており、電気自動車(EV)の発展を促進している」と例を挙げた。
ドイチェ?ヴェレは中國語サイトで「ボーンで開催される気候會議で、中國は重要な要素になる。石炭は依然として中國のエネルギーを支える柱だが、政府は再生エネルギーの発展にも力を入れている」と伝えた。
中國気候変動事務特別代表の解振華氏は、會議開幕前日に「中國は今回の會議で中國のプランを提案する。交渉では現在、多くの食い違いが見られる。これらの食い違いを処理する中で、中國は『架け橋プラン』を打ち出す。対立する立場であっても相手と向き合うことで、最後に問題解決案を見つけることを目指す。中國が架け橋プランを打ち出すのは、パリ協定実施細則の早期確定を促すためだ」と話した。
デア?シュピーゲル(電子版)は「中國は今年の気候交渉で架け橋プランを提案し、世界気候ガバナンスにおけるリーダーシップを形成する」と報じた。
獨Berliner Zeitung紙は國連環境計畫の最新の報告書を引用し「世界経済の成長が続いているが、2014年よりエネルギー消費による炭素排出量の増加にストップがかかった。これは気候分野の積極的なシグナルであり、中國などの重要國の再生可能エネルギーの急成長によるものだ」と指摘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月15日