上海で開かれた2017年中國國際海事會議?展示會で、中國初の國産スマート船と豪華クルーズ船が登場し、世界初の無人小型貨物船プロジェクトが始まった。500トンクラスのこの自動運航船は2019年に世界初の商用化を実現する見通し。
センサーとスマート運転技術の飛躍に伴い、自動で航路を設定し、障害物を避ける自動運航船の技術が成熟化し、米海軍の無人船「シー?ハンター」はすでに海上公試も実施している。
これらの科學研究と軍用プロジェクトと比べて、商用輸送用の無人船は信頼性と安全性が高い。ノルウェーはこの面で最先端を行っており、今年7月、100~150個のコンテナを積める無人貨物船「YARA Birkeland」が2018年に進水すると発表。中國海航集団や中國船級社などの機関も上海に無人貨物船開発連盟を設立し、2021年に最初の8.7萬トンクラス無人貨物船を航行させると発表した。専門家は、無人運航船の市場規模は將來的に1兆ドルになると予想する。
中國が6日に発表した世界初の小型無人貨物船は內陸河川の運航島での補給に使用され、閉ざされた空間での商用運営となる。小型無人貨物船は主管部門に認可を得やすく、許可証の取得が容易である。
この無人貨物船は「筋斗雲」という名前で、中國船級社、珠海市政府、武漢理工大學、雲洲智能公司が共同開発、運営する。500トンクラスで、電力で進み、航続力は500海里に達する。大型遠洋輸送船と比べて、小型無人貨物船は設計、建造、テストを迅速に行うことができ、2018年末に進水する見通し。2019年に商用化を実現し、世界の無人運航の扉を切り開く。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月7日