東陽市橫店鎮の浙江聯宜電機有限公司で先ごろ、忙しい光景がみられ、生産工場內で電気モーターが最後のオンライン試験調整を行っていた。その後、これらの製品は日本へ運ばれ、現地企業が生産する工業ロボットに取り付けられる。同社総経理助理の雷美紅氏は記者に対し、同社の電気モーターは4年にわたり自主研究開発を進めたハイテク製品で、米國と日本企業の業界獨占を打ち破り、多くの國外ロボットメーカーが優先的に調達する部品になったと興奮気味に語った。
サーボモーター、減速機、コントローラーは、ロボットの3大コア部品で、中國のロボット産業発展を抑制する大きなボトルネックだ。長期にわたり中國は、電気モーターを含むロボットコア部品の多くを輸入に頼っている。電気モーターは一般的に、工業ロボット1臺につき4個から6個が必要だが、製造するのは基本的に日本やドイツだ。
ではこの度、名高い日本のロボットがどうして東陽産の電気モーターを「気に入った」のか?記者は昨年、その答えを探し求める決意をした。