中國の経済成長はどれほどの力を持つのだろうか、今後はどうなるのだろうか――ワシントンで開催中のIMF?世銀春會合に、経済學者と関係者が集まった。上述した問題は出席者の注目の焦點の一つになった。
IMFは9日に発表した最新の「世界経済見通し」の中で、中國の今年の経済成長率の予想値を1月より0.1ポイント引き上げ6.3%に調整した。IMFの張濤副専務理事は記者に「中國は主要経済體の中で唯一、成長率の予想値を引き上げられた國だ。6.3%という水準は、IMFの今年の世界5大経済體の予想値のうち最高で、中國は引き続き世界5大経済體をけん引する。中國経済は引き続き世界の成長の主要エンジンの一つになる」と話した。
中國経済は長年に渡り実際の成績と輝かしいデータにより、世界経済に絶えず積極的なエネルギーを注ぎ込んでいる。IMFは春會合で、現在の世界経済情勢を「微妙な時」と形容した。中國はこれまで通り、有利な要素をもたらした。
世界経済の「微妙な時」を迎え、IMFは今年の世界経済の成長率の予想値を3.3%に再度引き下げた。また世界の約7割の経済體の経済成長率が前年を下回ると予想した。その一方で、今年の経済成長率を下方修正するに至った要素には現在、積極的な方向に転じる兆しがある。IMFは多くの積極的な要素のうち、中國政府が適切な時期に積極的な財政政策と穏健な金融政策を講じ、熟練したマクロ経済調整能力を示したことで、中國の経済成長の穏健と柔軟性を維持したと判斷した。
IMFのラガルド専務理事は11日の記者會見で、「観察されているように、長年の経済高度成長を経てやや緩慢になる見通しだが、當然ながら高品質成長にも転じる」と話した。IMFの関係者は記者に「中國政府には経済成長を安定させる十分な政策ツールがある。成長が緩慢な先進國やその他の新興市場國と比べると、中國の経済成長率は徐々に低下するが力強い成長を実現し、持続可能な水準に向かい邁進する」と述べた。
中國経済が市場に自信をもたらしたほか、中國の貧困削減の成果も春會合の會期中に注目を浴びた。世銀のデービッド?マルパス総裁は11日、初の記者會見で「中國は極端な貧困の削減で大きな成功を手にした。中國の貧困削減の経験と見解は他國にとって參考になる」と話した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2019年4月21日