「2030年までにCO2排出ピークアウトを迎え、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指す」これは中國のエネルギー発展の戦略的手配、制限時間を設けた計畫であり、未來の世界の環境保護に対する大國の責任感を示している。今年の政府活動報告は「CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの各種作業に著実に取り組む」ことを明確にしたが、これが具體的な任務書であることは間違いない。

　南方電網などの先行6社は2月末、第1陣?64億元のカーボンニュートラル債を発行した。工商銀行などの6行が主に販売を擔當。これは「CO2排出ピークアウト、カーボンニュートラル」という要求に積極的に反応するスムーズな実行プラン、革新的な資金調達モデルであり、模範としての大きな意義を持つ。

　今年の全國両會（全國人民代表大會?全國人民政治協商會議）において、CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルがキーワードの一つになっている。代表?委員が次々と提案?獻策している。中國農工民主黨中央委員會だけでも「CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの予定通りの実現の力強い推進に関する提案」など3つの提案を行っている。率直で知性あふれる獻策により、代表?委員の知恵が資本市場の行動に力をもたらす。

　CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルの目標達成を支えることが、中國の今年及び今後一定期間の資本市場の活動の重點の一つになることは間違いない。関連各方面が重責を擔い、困難な問題に取り組み、弛まず行動する必要がある。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2021年3月9日