スペイン紙ラス?ウルティマス?ノティシアスは6月24日、中國が主導する再生可能エネルギー投資は強い勢いで回復していると報じた。
再エネについては長い間論じられてきたが、近年その議論に拍車がかかっている。市場投資の観點から見ると、再エネが発展する可能性は非常に大きい。國際エネルギー機関(IEA)によると、世界全體での今年の再エネ新規導入容量は前年比107ギガワット増の440ギガワット超となり、過去最大となる見通しだ。
米資産管理會社ウィズダムツリー?インベストメンツの専門家はこのほど発表した報告書の中で「今年、世界の陸上風力発電の新規導入容量は約70%増加する見通しで、これに中國が大きく貢獻するだろう」と明らかにした。大規模商用システムや小規模分散型電源を含む太陽光発電は、今年世界で導入される再生可能エネルギー容量の増加分の3分の2を占める見通しだとしている。
IEAによると、2021年から2023年にかけて、安価な風力発電と太陽光発電は、価格が高騰した化石燃料による発電に取って代わり、約230テラワット時分を代替したことで、歐州市場全體の卸電力価格の引き下げにつながった。この新規導入容量がなかったら、消費者は昨年、これまでよりも8%高い電気料金を支払わなければならなかっただろうとしている。
再生可能エネルギーの分野では、浮體式太陽光発電(FPV)などの大きなイノベーションが生まれている。土地の供給が限られる中、時代に合った浮體式太陽光発電が生まれ、太陽光発電容量の急速な拡大維持を支えている。
脇役扱いだった再生可能エネルギーは今や主役へと変わった。歐米や中國が先頭に立つ中、他の多くの國々もこのエネルギー転換期における自國の役割を真剣に考え始めている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年7月2日