15日間の杭州アジア競技大會が8日夜、無事閉幕した。世界各地の友人たちは、次の「中國製品」を持ち帰路につく。
ウズベキスタンのチュソビチナ選手(48)はこのほど、杭州に別れを告げ帰國した。開催國の熱意と中國人ファンからの応援に感謝しているチュソビチナ選手は、選手村のベッドマットレスを忘れられずにいる。チュソビチナ選手は競技後に、同じ物をどこで買えるかスタッフに質問した。この快適なマットレスを持ち帰宅したいという。それを知ったメーカーは直ちに同じ商品を手配した。杭州でメダル獲得とはならなかったが、帰宅後に「5つ星レベルの睡眠」を満喫できるのであれば、今回の杭州の旅も報われることだろう。
アジア競技大會の開幕前から、「#外國人選手が杭州で爆買い」という話題がランキング上位に上がった。彼らは杭州の大小さまざまな店をめぐり、中國製品をこよなく愛している。
銭江小商品卸売市場と杭州四季青市場は、選手の間で人気のショッピング天國になった。靴下、コート、コップ、シューズ、カミソリ、ルーター。これらの日用品と電子製品は外國人選手に持ち帰られた。杭州の店も誠意を示し、最も質の高いサービスとお値打ち価格を提供した。
この爆買いは店に確かな利益をもたらし、また各國からの選手に中國の文化と習慣を理解する機會を與えた。杭州アジア競技大會により、優秀な民族文化の遺伝子を持つ無形文化遺産も世界から注目された。
ある外國人選手は杭州の歴史ある夜の市「武林夜市」を訪れた。手作りの銀細工、古めかしい梅の花の髪飾り、無形文化遺産のお面「杭州面鬼児」を購入する人もいた。
伝統的な手工蕓品の他に、中醫薬も杭州アジア競技大會の會期中に再び腳光を浴びた。選手村の中醫薬文化體験館には、見學?體験しようと多くの選手とスタッフが集まった。アラブ首長國連邦の選手は選手村で痛み止めの艾溫濕布を購入した。また別の外國人男性は家族のためトランク一杯分の中醫成薬を購入した。「私の母は中國醫學が大好きだ。中國料理は海外にもあるが、中國の薬は海外では購入できない」彼はボランティアの協力により、風邪薬や藿香正気液入りドリンクなどを、さらにはカッピングの吸い玉を購入した。
これらの中國の「特産物」の海外進出は、「中國製」が世界の人々から認められ、好まれていることの現れだ。中國経済の飛躍に伴い、中國製品はすでに「廉価」のレッテルを剝がしており、多くの優秀國産ブランドも高級化路線を歩んでいる。杭州アジア競技大會という窓を通じ、中國製品は世界に特別な「中國の記憶」を殘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年10月9日